日本酒が数本並んでいる


古風さんとの食事デートですが、年末年始はお互いの都合が合わず、結局年明けの土曜日に会うことに。

よくよく考えてみるとお見合い後、会うのが月1回のペースになっています。結婚を考えていくとするとちょっと少ない感じもします。

結婚相談所のルールに従うと、本来なら結婚をするかどうかの結論を出していないといけない時期ですが、自分が行っている結婚相談所は良くも悪くもあまり状況を聞いてこないところなので、じっくり考えられます。
そこが気に入ってこの結婚相談で続けているのかもしれません。

今回もまた和食でランチということになりました。

自分はデニムに濃い目の色のシャツ、紺のコートといったカジュアルなスタイル。
ちょっと早めにお店に到着し、お店の前に置いてあったメニューを見ながら、何を食べようか考えていたところ、古風さんが笑顔で現れました。
こういった表情は好感が持てます。

お店は予約してあったのですが、前にいる人がずれ込んでいるらしくちょっと待つことになりました。
ちょっとしてから案内されたのですが、隣の組の人と近い席に。
隣の組の人に話が聞かれてしまう感じがしてちょっと会話しずらい気はします。

注文した料理を食べながら、お互いの年末年始の話をしていると、古風さんが、里帰りした時に買ってきてくれた地酒をおみやげにと手渡してくれました。ご自身も実家でお父さんと飲んだとのこと。

隣の組の人に会話がまる聞こえで恥ずかしい感じもしましたが、こういったおみやげの心遣いはとても嬉しくて、快く頂きました。

その後、時間もあって場所を変えてカフェでお茶をして話をすることに。
古風さんも警戒感もなくなり、ご自身のことも気楽に話すようになりました。

古風さんのつけているブローチもお母さんからもらったものをつけているとか。
やはり古風な感じの女性だなとは感じます。

悪い女性ではなのです。ただ、この女性と結婚を考えられるかと考えるとどうしても躊躇してしまいます。お茶をしながらも今後の具体的な話はしないままでした。

席を立って、帰る途中、古風さんから「どんな女性がタイプなんです?」と問いただすような質問が。
真剣交際をするかどうかのちゃんとした会話がないので、疑問に感じているのかもしれません。

そろそろ結論を出さないといけません。
帰ってから考えましたが、どうしも古風さんとは結婚までには発展しないと感じます。

うまく言えないのですが、ドキドキ感がわいてこないのです。
もう結婚を決めなくてはという気持ちもありますが、ずっと一緒にいたいという気持ちにはなれません。

数日後、考えた末、結婚相談所にお断りの返事を入れました。
古風さんには時間を使わせてしまい申し訳なかったなという気持ちです。